禁煙 効果のページでは、身体機能に関する禁煙効果についてご紹介しています。禁煙 効果は必ずやってきます。禁煙期間が長ければ長いほど禁煙効果も増大し、肺がんなどに罹患する確率も減少します。

禁煙 効果

灯明

禁煙効果などは期待できない、タバコに蝕まれた身体は禁煙しても元には戻らない、と思い込んでいる方はおられませんか。

そんな事は絶対にありません。

禁煙の継続により、禁煙効果は確実に現れ、身体機能は向上して病気に罹りやすくなるリスクも徐々に減少していきます。

確かに、禁煙して2〜3日後の離脱症状は、耐え難いものがあります。

しかし、「禁煙の離脱症状が辛いということは、身体機能も低下しているんではないだろうか」などと決して思わないでください。

禁煙の離脱症状が辛いのは、身体が正常な状態に向かっている効果サインであり、身体機能は確実に向上しています。

萩

私の場合、一番最初に体感した禁煙効果は血圧の低下と心拍数の減少でした。

血圧計をお持ちの方は、実際に血圧を測ってご覧になられたらいかがでしょうか。

喫煙時に多少血圧が高めであった方は、血圧と脈拍数の変化に驚かれると思います。

また、酸素供給が一酸化炭素により阻害されなくなりますので、血管のこわばりが緩和され、皮膚の温度が上昇してくる禁煙効果も実感できます。

更に、比較的早い時期に、味覚・臭覚にも効果が現れ、忘れていた味とにおいが戻ってきますので、食事の時間が待ち遠しくなりますよ。

晩酌の味もぜんぜん変わってきます。

この他にも禁煙効果はいい事尽くめですが、中でも私が一番良かったなと思うのは、余計なことに気を使わなくても良くなった、身軽になったという実感です。

夜蝶

タバコを吸っている時は、タバコの箱やら、ライターやら、携帯用の灰皿やら、移動の際持ち歩くのがやたら多くて煩雑でした。

車の運転中にポケットから取り出す時、シートベルトが邪魔だったり、どこにしまったやらイライラしながら、ポケットをまさぐったり、挙句の果ては火のついたタバコを車内に落として、落とした場所を特定するのに一苦労したり、タバコ火をズボンに落として家内にどやされたり、あれやこれや数え上げたらきりがありません。

禁煙して、2週間くらい経過すると、離脱症状の不協和音も緩和され、たくさんの禁煙効果を実感できるようになります。

肺に肺活量が戻ってきて、呼吸が楽になる、朝の目覚めが爽やかになる、タンが出なくなる、首肩のコリがなくなる、皮膚・顔の色艶が良くなる・・・全くいい事ずくめです、何のことはない、タバコを吸う前の状態に戻っただけなんですけどね。

撫子

このように、禁煙の素晴らしい効果を具体的に体感できれば、次のステップ、断煙への強い動機付けにもなっていきます。

ですから、せっかく禁煙にチャレンジするのなら離脱状態をうまくすり抜けて、何とかこの効果が現れるステージまで辿り着きたいものです。

常習喫煙者の肺がん死亡率は、非喫煙者の4.5倍といわれていますが、日本人26万人を対象に行われた平山博士の追跡調査では禁煙後10年経過すれば、4.5倍の死亡率はおよそ7割減少して、1.4倍になることが報告されていますので、肺がんに対する禁煙効果も証明されています。

また、禁煙後の肺がんのリスクは、禁煙時の年齢にかかわらず、喫煙を継続した場合に比べて、低くなることがわかっています。

禁煙後、正常な味覚・臭覚が復活し、食欲が亢進してくると、体重の増加を気にされる方がいらっしゃるようです。

花車

禁煙前後の体重変化を比較した、1998年の国内調査では、禁煙者の8割に体重の増加がみられ、平均増加体重は約2kg、6kg以上増加した人の割合は、約3%と報告されています。

これくらいであれば、ちょっとしたダイエット効果で、なんとかカバーできそうですよね。

また、体重が増えるほど、健康に効果が現れるわけですから、2kgくらいは体重が増えても、おつりがくると思いませんか。