東トロコ温泉
残念ながら、東トロコ温泉は平成20年に閉館しました。

東トロコ温泉は、志張温泉元湯から国道341号線沿いを八幡平山頂方面に向かい、車で5分くらい走行した所にあります。
ここは、一見近代風のホテル旅館ですが、お湯が大変素晴らしく湯治効果も抜群です。
東トロコ温泉の経営母体は、湯瀬の老舗湯瀬温泉ですが、天然源泉を活用した事業拡大を推進していて、ここ東トロコ温泉のほか、かの有名な玉川温泉も手掛けています。

周囲には、日本最大級のオートキャンプ場「アスピア」、ツキノワグマやヒグマ、アラスカのコディアックなど総勢100頭の熊の生態を間近で観察できる八幡平熊牧場、プールやテニスコートを備えた八幡平サンスポーツランドなどがあり、家族で充実した週末を過ごすことができます。
また、東トロコ温泉からもう数百メートル上に足を伸ばせば、無料の露天足湯も利用できますよ。
東トロコ温泉のプロフィール
【住所】秋田県鹿角市八幡平字切留平10-1
【電話】0186-31-2226
【泉質】ゲルマニウム含有アルカリ性単純温泉PH 8.1
【日帰入浴料】税込400円(2006年12月現在)
【効能】病後術後の体力回復、消化器疾患、皮膚疾患、神経痛など
下の写真の中で、玄関先に設えたホースの先端から蒸気が上がっているのがご覧頂けますか?
国道には積雪があるのに、東トロコ温泉駐車場の駐車スペースには全く雪がありません。
仮に熱線を埋め込んで設備投資をしたら多額のイニシャルが必要でしょうが、温泉の持つポテンシャルとは全く素晴らしいものです。
玄関を入って右が帳場、浴場は左手になります。
風呂場までの途中に無料の足裏マッサージ器がありますから、風呂上に利用しましょう。
浴場の脱衣所は整理整頓が行き届き、流石は湯瀬ブランドといつも感心させられます。
男湯と女湯の境界線は、岩を組み合わせた風情ある代物ですが、聞きたくなくても隣からの声が筒抜け、あれェ〜変だな、女湯から男の声が聞こえるぞォ、この疑問は後ほど解けました。
窓越しの眼下には木立を縫って流れる熊沢川、仰ぎ見るはうっすら冬化粧をした山の絶景、運がよければ、雑木林の中に日本カモシカを拝めることもあります。
立ち込める湯煙の中、上品に漂う仄かな硫黄臭お湯は無色透明で温度はかなり熱め、加えてあろうことか男湯は俺たった一人!なにもかにも整い過ぎて、ホンにいいお湯でございました。
遠方からいらっしゃる方は、ぜひお泊りなってご利用ください。
草木が一斉に緑に芽吹く5月新緑の頃がいいと思います、ここ周辺のフィトンチッド指数は生半可ではありませんよ。
ちなみに、東トロコ温泉の客室は43室あり、約170名収容できて、大中小宴会場完備、大浴場のほかに露天風呂もあります。
そうそう、女湯で聞こえた男性の声ですが、見てびっくり!空耳ではなく、本当に男性が女湯に入っていたんです、ロビーをうらついていたら、中年男性一人とご婦人2人が女湯の暖簾の蔭から出てきたのを見てしまいました。
従業員の方との会話から察するに、どうやら他にお客さんがいなかったので、ご婦人2人が連れの中年男性1人と女風呂で一緒させろと従業員の方を口説いたようです。
それくらい面の皮が厚かったら温泉に浸かっても無駄でしょうに・・・ねぇ。