たばこによるたん・せきの解消

たばこを吸っているときに咳き込むのは非常に辛いものです。
また、吐き気といっしょに体内からでてくるたんは気持ちが悪いですよね。
たばこはパンドラの箱。
車の排ガスなどに含まれるベンツピレンやジェット機などの燃料に含有されるヒドラジン、カドニュームなどの「がんの素」がぎっしり詰まっています。
このような恐ろしい代物を毎日吸い続けているわけですから、いまさら禁煙してもしょうがないのではと思われる方もおいででしょうね。
でも、私たちの身体は私たちが考えている以上に自然治癒力が旺盛です。
禁煙を始めると、これまでの喫煙習慣により阻害されてきた気管の繊毛が一気に修復され始めます。
このため、自然浄化作用により、今まで肺の中に蓄積されていたタールなどの毒物を体外に押し出そうとして、一時的にせきやたんが増える場合もありますが、2〜3週間もすると徐々にタバコを吸う前の正常な状態に改善され、せきやたんは確実に減っていきます。
これは、たばこの煙を吸い込むことで体内に運び込まれる毒素や気道を刺激する物質が減るためにおきる現象です。
ただし、禁煙後1カ月以上過ぎてもなお、せきやたんが頻繁に出る場合は、気管支自体の別な病気の可能性もありますから、お医者さんにみてもらいましょう。