禁煙を継続するには「そのうちたばこをまた吸ってしまうのでは」という不安を払しょくすることが大切です。不安に押し潰されないように自分だけのおまじないを決めておきましょう。参考までに私のおまじないを紹介しますね。

禁煙と不安

禁煙中の貴方、「また、たばこを吸ってしまうんではないだろうか」という不安につきまとわれてはいませんか。

おかげさまで、このサイトを立ち上げてから今年の10月で満3年を迎えることになります。

この記事を目にされている貴方はこれから禁煙しようとする方でしょうか、それとも既に禁煙にチェックイン済? 特に貴方が禁煙中の方であれば、これからお話しすることは重要な点になると思うのでしっかり聞いていただきたいと思います。

一定期間禁煙を継続できた方の目の前には、しばらくすると試練ともいうべき最大のピンチが出現します。

冒頭で既に申しあげましたが、それは、「ちょっとしたはずみでいつか吸ってしまいそうで不安だ」という恐怖にも似た感情です。

特に何もすることのない待ち時間、目前に差し迫った処理を要する案件がある場合、予期せぬ出来事がたくさん重なってイライラが募った時、たばこを吸っていた時はとても楽しみにしていた食後、周囲がみんなプカプカ吸い出す酒の席、などなどたばこの誘惑に負けそうになったことはありませんか? 幸い思いとどまることはできても、「こんなことでこの禁煙いつまでもつのかしら」と不安が頭を過るのは避けられないことだと思います。

私は、そのような時は何度もはっきりと自分に言い聞かせました「お前はたばこを吸わない選択を選んだにも関わらず、何度も禁煙に失敗した。

でも、今回は、周囲もお前はたばこを吸わない人間と認識し始めている、これは健康うんぬんの問題を通り越して名誉の問題だ。

なによりたばこの蹂躙を自らにまた許すことは恥さらしも甚だしい」 いまでさえ、時たま、寝ている間でさえ、上記の不安は頭をもたげてくることがあります。

私はその度に上記のような呪いを何度も繰り返すのです。

心理学の本も読んだことがありますが、私にはこじつけのがましい理屈の塊、実用性に欠ける絵空事のように思えて途中で投げ出してしまいました。

貴方も禁煙を続けることに不安を感じる局面にであったら、この呪文を唱えてみてください。

ただし、不安が一時的に解消されても、時間がたてばゾンビの如くまた必ずぶり返してきます。

でも、だんだんに不安と不安とのインターバルが開いていくのが実感できるようになります。

そして、これに加えて肺活量が増えたり、味覚が戻ったり身体機能も向上してくるのを実感できれば(禁断症状を我慢するのは精々1週間程度のものです)、あなたはほぼ確実に長いスパンの禁煙を手中にできます。

つまるところ、禁煙を続けるということは、たばこを吸ってしまうのではという不安にいかに上手に対処できるかということだと思います。