禁煙しようとしてもつい「本当に僕にできるんだろうか」と自信を失いがちです。たばこをクイットするということは、自分の自信を取り戻すこと、すなわち自分をあきらめないことです。一度や二度の失敗で禁煙をあきらめてしまうようなことがあってはいけません。

禁煙できる自信のほどは?

ここに興味深い禁煙に関するアンケートの結果があります。

このアンケートの対象者は、現在喫煙はしているがこれから禁煙しようとしている喫煙者500名と、すでに6ヶ月以上の禁煙を成就した禁煙成功者500名。

そして、アンケートの質問の内容はこういったものです。

これから禁煙しようとする人たちには「あなたは禁煙を成就させる自信がありますか?」、そして禁煙を成功させることができた人たちには「あなたは当初から禁煙を成功させる自信がありましたか」。

さて、皆さんはどんな答えが出たと予想しますか。

まずは、ぜひこれから先の記事を読まないで推測してみてください。

貴方がもし禁煙しようと望んでいる方で、貴方が予想した答えとこのアンケートの結果が大きく食い違う場合は、貴方にとってとても良い教訓になることでしょう。

ARE YOU READY? OK、それでは結果を発表しましょう。

これから禁煙しようとする人で、禁煙ができると思うと答えた人は500人中5割強の263人いました。

これに対して、禁煙を成功させることができた人たちの中で、禁煙する前から禁煙できると踏んでいた方々は8割強の416人いたとのことです。

どうでしたか、貴方の考えておられた通りでしたでしょうか。

これから解ることは、喫煙者が禁煙しようと企ててもその半数は自分が禁煙できることを信じていません。

反対に禁煙を成就した人たちは禁煙する前から成功する自分をイメージすることができています。

この差はとても大きいです。

私は今でこそタバコと縁が切れたので偉そうなことを言っていますが、禁煙に何度も失敗しています。

禁断症状華やかなりし頃の1〜2週間以内の失敗はもとより、半年以上続けることができた禁煙にも2回ほど失敗しています。

今思えば禁煙の期間が短くても長くても常に「僕にタバコとおさらばすることなんて本当にできるのかしら」という考えが頭の片隅でくすぶっていました。

でも僕の場合は何度も失敗を重ねているうちに、自分が禁煙できない弱点を発見できたので、都度禁煙に対する自信を深めていったような気がします。

最初から強い自身を持ち続けて一度でバシッと禁煙できればそれに越したことはありませんが、私のような凡人にはなかなか難しいです。

でも、禁煙の意志を持ち続けて、あきらめさえしなければ禁煙は必ずかないます。

このことだけははっきりと断言できます。

禁煙するということは、自分の自信を取り戻すこと、すなわち自分をあきらめないことだと思います。