温泉で健康 川原毛地獄のページでは、秋田県湯沢市の山奥に位置する川原毛地獄大滝の湯についてご紹介しています。川原毛地獄大滝の湯は滝つぼが天然浴槽。川原毛地獄大滝の湯では水着の使用がエチケットでしょう。

川原毛地獄

川原毛地獄 PH1

秋田県湯沢市の川原毛地獄は、青森の恐山、富山の立山とともに日本三大霊地と呼び習わされています。

平安期に月窓和尚により開山と言われ、川原毛地獄の溶岩流によって灰色に変色した山肌は、あたかも地獄の三途の川原を彷彿とさせ、アンジュレーションの激しい荒涼とした斜面は、この世のものとは思えない不気味な光景を展開しています。

川原毛地獄の標高は800m程度で、此処彼処で蒸気が吹きだし、ツンと鼻をつく硫黄臭が周囲に漂っています。

川原毛地獄 PH2

川原毛地獄の駐車場から大滝方面に20分くらい遊歩道を下っていくと(車ではいけません)、滝の下に湯壷が穿たれた天然露天浴場が出現します。

川原毛地獄 PH3

川原毛地獄大滝は、浴場というより水遊び場と言った方が正しいかもしれません、あまりに周囲から丸見えなので、スッポンポンで湯船に浸かるのは罪の意識がよぎります。

大滝の川岸から少し登った所に脱衣所の小屋があるので、女性はそこで着替えるといいでしょう。

川原毛地獄 PH4

この滝の1kmほど上流では、熱過ぎて川の流れに足を入れることさえできないのですが、下流にくだるにしたがい、徐々に沢水や雨水などと合流し、熱湯度が緩和されるようです。

川原毛地獄大滝の高さは、約20mあり、下の滝つぼに流水が叩きつけられる様はたいへん壮観です。

大自然によって形作られた川原毛地獄の滝つぼは、みな天然の露天風呂になっており、世界でもあまり例を見ないお湯でできた滝を見ることができます。

川原毛地獄 PH5

滝壺は2つあり、大量の水が勢いよく落ちていましたので、滝の下に立ったら首の骨が折れるかどうか試してみましたが・・・・折れませんでした。

ただし、滝の勢いがあまりにも強く、流水で削られた擁壁でも落ちてきたら事なので、すぐに退散しました。

川原毛地獄大滝の入浴としての利用は、7月上旬から9月中旬ということで、冬期は道路が全面通行止めになるため、温泉を利用することもできません。

「入浴の際は水着の着用を願います」とのことです。