禁煙 禁断症状

これまで経験したことがないくらい昼間に眠くなるのは禁煙時の代表的な禁断症状の一つです。
これまでニコチンによって終始緊張を強いられてきた脳神経が、ニコチンの供給を断たれて「ふ〜やれやれ」と一息ついているので眠くなるんですね。
特に気にするほどの禁断症状ではないですから、もう少し脳をそっと休ませてあげましょう。
支障がなければこなす仕事の量も普段より少なめにできると理想的ですね。
眠くなるのは身体が正常な状態に戻ろうとするサインですから全く心配する必要がない禁断症状です。
ここで一服してニコチンを脳に食べさせてしまってはいけませんよ。
そんなことをしてしまったらこれまでの苦労がすべてパー、ニコチン中毒状態に逆戻りになってしまいます。
今は一時的に脳がニコチンの刺激から解放されて、夜間に活動的になって昼間に休んでいる状態になっているため、昼間に眠くなる症状が現れますが、これから先も禁煙を維持していくと本来のあるべき身体状況に戻っていきますからあまり心配しないことです。
むしろ、昼間眠くなることに対して疑問を抱くこと自体がニコチンが仕掛ける巧妙な罠だと認識するべきなのかもしれません。
禁煙 禁断症状 その2 頭痛
頭痛もタバコ禁煙時の禁断症状の一つです。
ニコチンだらけであった脳がニコチンという神経伝達物質を失って「早く美味しい食べ物を補給してちょうだい」と声高に七転八倒しているんです。
あまり頭痛の症状がひどいようでしたら頭痛薬を服用しましょう。
頭痛を鎮めるためにはもう少しの時間我慢する必要があります。
でも、我慢するといってもそんなに長い時間ではありません。
1日丸々禁煙できれば体内からニコチンが90%抜けてしまいます。
そして、驚くなかれ3日もあれば残りの10%もすっかり消えてしまうんです。
頭痛などの禁断症状がつらくて、この3日が我慢できず禁煙を挫折してしまう人がとても多いとよく耳にします。
何日禁煙の禁断症状に耐えたら身体状態の不具合が解消され禁煙をほぼ手中にできるのか、初めて禁煙に挑戦する方には、外光から閉ざされた洞穴の暗闇を手さぐりで進むようなものではないでしょうか。
しかし、実はゴールは真近で、ほんの少し先がカーブになっていて外光が入ってこないだけなのに、「トンネルの出口はまだまだ遠い」とそこであきらめてしまってせっかく手中にできそうだった禁煙を逃がしてしまう人が多いのであればそれはとても残念なことです。
3日でニコチンが体内から一掃された後、徐々に禁断症状は緩和され1週間もあれば気にならなくなります。
人生80年、約3万日のうちたったの7日間です、禁煙の禁断症状を楽しみながら少しの間辛抱してみませんか。
成功した場合、貴方の得るものはとてつもなく価値のあるものとなるでしょう。
失敗しても1週間はタバコを吸わずにすむわけですから貴方にとって損になることは何もないはずです。
禁煙したいと望んでいる方に、まさか「1週間タバコが吸えなくて損した」なんて考える方はおいでにないですよね。