私の禁煙失敗談を紹介します。禁煙に挑戦するのは素晴らしいことですが、特にお年を召された方は何度も禁煙に失敗しないように注意しましょう。禁断症状をやり過ごしたら不退転の意を強くして一発で禁煙を決めてしまいましょう

禁煙 失敗談

タバコをやめようとする努力は素晴らしいことだと思います。

自分の健康と自分を必要としてくれる家族などに報いるためタバコをクイットとする、若しくは禁煙を可能な限り続けて行こうという決心覚悟と気遣いはとても高貴なことです。

しかし、私の経験上、私のようにある程度の年齢に達してから禁煙を断行する場合に、気をつけていただきたいことがありますので、老婆心ながら紹介させていただきます。

まず、とても変な話に聞こえるかも知れませんが、ニコチンが完全に抜ける前の禁断症状まっ最中のときに「あっ、やっぱり僕には禁煙は無理」と見切って禁煙をあきらめた方が、しばらく禁煙を続けた後に一本お化けがやってきて、またタバコを吸い始めてしまうより、後に貴方が体感するであろうたばこによる被害は少なくて済むということです。

勘違いしないでくださいね、決して「禁断症状が辛いなら禁煙なんておよしなさいな」といっているわけではありませんよ。

聞き様によっては大変逆説的な響きを持つ内容でしょうが、私のこれまでの苦い経験から、「一本お化け」出現による禁煙の失敗には、より強い健康被害が想定されます。

しばらく禁煙してから再びタバコを吸ってしまうと、まずこれまで禁煙を続けてきたこと対する自負心が根底から揺らいできます。

いかがでしょう、貴方も経験がないでしょうか?「やっぱり私には禁煙は無理だったな。

これから先また挑戦してもむだだろうな。

」と落ち込んでしまう人がほとんどではないでしょうか。

禁煙 失敗者に共通すること

この自信喪失度合いは非常に大きいものですから、よほどの決意がなければ再度「また挑戦しよう!」いう気にはならないでしょう。

また、よしんば、なんとか自分自信を奮い立たせて禁煙に再挑戦するにしても、それはかなり時間がたってからのことになるのではないでしょうか。

そして、ここでほとんどの人が禁煙のハードルがとても高いことに気づき、禁煙の可能性を信じて生きていくことに対して自信を失って、なかばディスパレートな心持になってしまいます。

つまり、禁煙したいけれど禁煙できない自分に嫌気がさして、再びタバコの奴隷と化してしまうんですね。

また、一度吸い始めるとあたかもこれまでの禁煙ブランクを一気に埋めようとするかのごとく、たて続けに何本もタバコを吸ってしまいます。

そうなると、消失してしまったはずのニコチンが、あたかも水を得た魚のように、俄かに息を吹き返して貴方の身体の中で再び猛威をふるい始めます。

せっかくニコチンやタール、一酸化炭素などの毒素から免れていた身体には、再度有毒物質が蓄積されていき、身体に有害物質に対する免疫物質を形成するため相当なエネルギーが費やされることになります。

禁煙 失敗者からの脱出

このことは、中年以降の人間にとって、かなりの肉体的なダメージになってしまいます。

したがって、禁断症状をうまくすり抜けてタバコをクイットできる可能性がさらに高まったら「一本お化けの誘惑」には十分注意してタバコを吸ってしまわないように注意しましょう。

ましてや、例えそこで失敗してしまっても、再び同じ間違いを繰り返してはいけません。

私は6ヶ月間の禁煙を2回も経験しました、すごいでしょう!!半年後にタバコを吸ってしまって禁煙に失敗した経験が2回もあるんです。

一回目の失敗から2回目の禁煙開始まではこれもまた半年のスパンがありましたから、結果として6ヶ月の間をあけて喫煙と禁煙を繰り返していたんです。

この時は、かなり身体にこたえましたし、正直にいえばその時の後遺症とも言えるような症状が今でも残っています。

少しお話が長くなってしまいましたので、この続きはまた後ほど。

貴方の近眼症状が早くおさまりますように、一本お化けが現れませんように、心からお祈りします。

 2009年4月18日