禁煙と体重
禁煙した場合、ほとんどの人は体重が増えてしまうようです。
体重が増えるにはそれ相応の理由がありますが、このページではその理由を皆さんに紹介したいと思います。
その前に、健康という観点からみると、体重が増えて健康を害するリスクはタバコを吸い続けるリスクに比べたらとても少ないということを理解しておく必要があります。
体重が増えてしまうからせっかく始めた禁煙をやめようと考えておられる方、ちょっと待って私の話を聞いてください。
禁煙をやめなければと考えるのは、体重が増えてカッコウが悪く、異性などにもてなくなる、若しくは好きな服が着れないなどの理由によるものと拝察しますが、タバコを再び吸い始めて元のスリムな体形に戻る保証はありますか。
また、体重が減少して貴方の願いが叶ったにしても、タバコに毒された不健康美をお相手が評価してくれるでしょうか？私の経験上、少しのことに注意すれば禁煙による体重増加を最小限に抑えることができます。
はなから太るから禁煙やめたではなく、体重を増やさない工夫を考えてみませんか？あなたは「そんなに食べていないのに禁煙したら太ってしまった」と思っていないでしょうか。
貴方が２０本タバコを吸ってこられた方であれば、一服３分として一日に１時間は喫煙に貴重な時間を費やしてきたわけですから、禁煙している今、タバコの代わりに缶ジュースの１本くらい飲んだとしても無理からぬことですよね。
禁煙を続けるコツはタバコを忘れることですからそれもしょうがないことです。
でも、何気なく飲んでいる缶ジュース１本には驚くほどの糖分が含まれていることを知っていましたか？１日たった一本でも１ヶ月続いたらどういうことになるのでしょう、加えて貴方が運動などで体を動かさない人なら、この糖分はエネルギーとして燃えることなくお腹周りにしっかりたまっていくことでしょう。
ほとんどの場合、これが「そんなに食べていないのに禁煙したら太ってしまった」の正体です。
ですから、禁煙したあとのさみしい口を慰める食材には、太る原因にならないものを選ばなくてはなりません。
私は、タバコが吸いたくなる度に、板昆布やするめを焼いて細くカットしたものをしゃぶっていました。
また、これらの食べ物でのどが乾いたら冷蔵庫に冷やした緑茶を飲んでいました。
皆さんも自分に合ったタバコの代用品を試してみてはいかがでしょうか。
このほかにも体重を増やさない工夫はいろいろあります。
食事の後に歯をみがいて「食べることはもう終わり」と宣言するのもいいですね。
せっかく挑んだ禁煙です、ニコチンに惑わされることなく最後まであきらめないでください。
「禁煙を続けたら太るぞ」もニコチンがつく根拠のないウソです。